
5月8日13:00にスタートしたDMG MORIオーシャンチャレンジ2026(蒲郡~横浜)。オフショアレースの魅力をより多くの人たちに知ってほしいという願いから生まれたこのイベント。三河湾を出て利島へと向かうレグは40ノットを超えるという、まれにみるヘビーなコンディションでの戦いとなったが、スタートした全艇が大きなトラブルなく190海里を走りきり、オフショアレースならではの自然との戦いを堪能した。
10日16:00から横浜ベイサイドマリーナで開催された表彰式には、多くの選手たちが参加。総合優勝は、ダブルハンドながらもこの厳しいコンディションを乗り切った〈KLCホライズン9〉(ジャノー・サンファスト30OD)。国内外のオフショアレースでベンガルチームとして活躍してきた百戦錬磨の邨瀬愛彦スキッパーと、“歳の差半世紀”の井口七海のコンビが、前回大会(DMG MORIオーシャンスプリングフェスティバルshort)に続くビッグタイトルを獲得した。
外洋ダブルハンドクラスで、海外のレースにも積極的に参戦している〈KLCホライズン9〉(ジャノー・サンファスト30OD)。邨瀬愛彦オーナー/スキッパーと井口七海は“歳の差半世紀”のコンビ。今回のレースでは、総合優勝のほか、Bクラス優勝、コリンシアン賞など、圧倒的な成績を残した
総合2位/Aクラス優勝の〈テティス4〉(ベネトウ・ファースト40.7|児玉萬平オーナー/スキッパー[前列左から2人目])。ベテランチームらしい安定した走りと抜群の戦略が光った
総合3位/Aクラス2位は広島の〈ゼロ〉(IMX40)。メルボルン大阪ダブルハンドヨットレース、横浜パラオレース、沖縄東海ヨットレースなど、近年はすっかり国内ロングレース界のメインイベンターとしておなじみ。山田克弘オーナー/スキッパー(左)と小林正幸コ・スキッパーのコンビは、最高に息が合っている
Bクラス2位(総合9位)の〈ブーメラン〉(J/92)。ホストマリーナのラグナマリーナを拠点に活動するチームから、山本恵輔スキッパー(右)と林 陽子のダブルハンドで参加
表彰式前には、〈DMG MORIグローバルワン 11.98〉(イタリアヨット11.98)で本レースに参加した白石康次郎さんのトークショーが行われ、参加者だけでなく、隣接するアウトレットモールの買い物客も耳を傾けていた
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レースの結果は各チームごとにさまざまではあるが、どのチームもタフなレースを走り切った充実感に満ち溢れていた様子が印象的だ。
魅せるレースとしての取り組みや、参加艇に対するホスピタリティーなど、前回大会の倍以上のエントリーを集めたDMG MORIオーシャンチャレンジは、国内クルーザーレースに一石を投じる新しいイベントであることを参加者以上に痛感。閉会式に来場したメインスポンサーであるDMG森精機社長の森 雅彦氏からは、今後もメインスポンサーとしてサポートを継続していくという言葉も聞かれ、来年のレース(コースなど概要は未定)に対する期待感は高まるばかりだ。
(文=安藤 健/舵社 写真=落合明人/舵社)
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