こんなご時世こそ、国内旅行を楽しむのが吉!|新しい旅スタイル「ジャパンエコトラック」

2025.08.16

3年ほど前から円安が本格化し、2025年8月現在、1ドル=147円前後。その前の円高のころに比べると、日本からの海外旅行は約3割も割高になっています。

この円安、まだしばらくは続く可能性が高いそうとのことで、これでは気軽に海外旅行には行けません(泣)。

そう、こんなご時世には発想を転換し、国内旅行を満喫してみてはいかがでしょう?

ということで、ここでは国内の新しい旅スタイル「ジャパンエコトラック」をご紹介します!

 

(文=『CANOE WORLD』編集部/星野 淳 写真提供=モンベル

 

 

ジャパンエコトラックとは、モンベルがサポートする環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」のコンセプト——カヌー・自転車・トレッキングなどの人力による移動手段で自然を体感する——をもとにした旅スタイル。

365日いつでも、日本各地の豊かで多様な自然を体感し、地域の歴史や文化、人々との交流を楽しみながら各地を巡るという体験型の旅行です。

 

 

このスタイルをサポート&推進するために「ジャパンエコトラック推進協議会」が設立され、登録された各地域では、レンタサイクルや手荷物の配送サービスなどの整備、協力店によるトイレ・給水の対応や空気入れ・工具の貸し出しといった受け入れ体制づくりが進められています。

 

ジャパンエコトラックの登録エリアは、現在38カ所。もちろんカヤックによるルートやフィールドも数多く含まれています

 

全国130店舗以上のモンベルストアでは、ジャパンエコトラックの公式ガイドマップが用意されています。統一されたデザインで見やすく、ルート情報や協力店の情報も掲載されていて、旅の心強い味方となります

 

トレッキングや登山のルートも、公式ガイドマップで所要時間や高低差、施設などの情報を見ることができます

 

ジャパンエコトラックの旅は、クルマのそれにはない魅力を発信。協力店による空気入れ・工具の貸し出しなど、サポート体制づくりもどんどん押し進められています

 

公式アプリでは、アクティビティーやエリアからルートを探すことができるようになっています。地図上でルートや現在地、標高などが確認でき、マイページ上に記録も残せますよ!

 

■ PICK UP!|海、川、湖 パドリングフィースト

海|伊勢熊野海道

奈良県十津川から北山川を下り、新宮から熊野灘に出て沿岸を北上。大王崎をかわし二見浦までの約200キロのルート。写真は二木島“ガマの口”

 

川|千曲川パドリングルート

飯山カヌーポートから湯滝橋 湯滝カヌーポートまで約12.4キロのコース。比較的リラックスしながら下れる場所が多く、上陸後は温泉が楽しめます

 

湖|奥津湖パドリングフィールド

岡山県の中央部、一周約7キロのダム湖で、初心者でもパドリングが楽しめます。総合案内所にはモンベル鏡野店があり、レンタサイクルと湖岸道も整備されています

 

ジャパンエコトラックのエリア一覧

 

【北海道】オホーツク大雪ひがしかわ・南富良野北十勝・東大雪

【青森県】白神山地

【秋田県】北秋田 森吉山

【山形県・宮城県】蔵王

【宮城県】鳴瀬川・薬莢山

【山形県】飯豊・置賜

【福島県】吾妻・安達太良・霊山・松川浦三春・田村・小野只見奥久慈街道

【栃木県】日光

【群馬県】わたらせ渓谷

【千葉県】九十九里

【神奈川県】神奈川

【富山県】立山

【石川県】いしかわ里山里海

【福井県】九頭竜川・荒島岳若狭路

【長野県・新潟県】信越自然郷

【長野県】八ヶ岳・諏訪湖

【愛知県】東三河

【三重県】伊勢 熊野

【大阪府】箕面

【兵庫県】六甲山・甲子園

【兵庫県】宍粟

【奈良県】奥大和

【鳥取県】鳥取

【島根県】隠岐 島後

【岡山県】鏡野矢掛

【山口県】下関・美祢・長門

【愛媛県・高知県】石鎚

【高知県】土佐れいほく

【宮崎県】えびの

【鹿児島県】南さつま

 

(問)ジャパンエコトラック推進協議会 事務局(モンベル広報内)

offce@japanecotrack.net

 

※本記事は『カヌーワールド』VOL.30「50th Anniversary The mont-bell Book パドラーのためのモンベル読本」から抜粋・加筆したものです。VOL.30およびバックナンバーもぜひご覧ください。

 



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