
福岡県那珂川市の「五ケ山水源公園記念公園(五ケ山クロスベース)」で、カヤック・SUPを核とした新たな水辺活用がいよいよ本格的に動き出した。
今月(2026年4月)、新たに「五ケ山クロスベース」の指定管理業務がスタート。カヤック体験やSUP体験など湖面アクティビティーの実施が正式に事業内容に位置づけられ、水辺を起点とした地域回遊の創出が掲げられた。
運営はトラストパークを代表とする共同事業体。トラストパークは、これまで「中ノ島公園」や温浴施設「那珂川清滝」などの運営にも関わっており、今回の指定管理ではダム湖面と拠点施設「五ケ山クロスベース」を一体的に活用。カヤックやSUPといった水上アクティビティーを入口として、周辺施設との連携によるエリア全体への回遊促進と地域活性化を図る。
こうした湖面アクティビティーを軸とした取り組みの背景には、これまで那珂川市とアウトドアメーカー・モンベルによって進められてきた施設整備とエリアづくりがある。両者は2017年に包括連携協定を締結し、自然環境の保全とアウトドア活動を通じた地域振興を推進。2019年にはキャンプ場「モンベル五ケ山ベースキャンプ」と、ショップやレストランを備えた「五ケ山クロスベース」を整備し、都市近郊型アウトドア拠点としての基盤を築いてきた。
また、福岡県と那珂川市は、別途ダム湖面の利用ルールを定める協定を締結し、カヌーなどの水上利用を前提とした環境整備を進めてきた。今回の指定管理開始により、これまで段階的に整備されてきた湖面活用が、カヤック・SUP体験という形で本格的に展開されることになる。
福岡市中心部から約1時間というアクセスのよさもあり、「五ケ山クロスベース」は今後、キャンプとパドリングを組み合わせた都市近郊型アウトドアフィールドとしての存在感をさらに高めていきそうだ。今後のカヤックを軸とした地域づくりの動向に、これからも目が離せない。
福岡県那珂川市大字五ケ山123-4
(文=『カヌーワールド』編集部/星野 淳 写真提供=PR TIMES)
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