ジャパン インターナショナル ボートショー2023/見どころ紹介 Part①

2023.03.07

「ジャパン インターナショナル ボートショー2023」が、3月23日(木)~26日(日)の4日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜、横浜ベイサイドマリーナなどで開催される。

舵オンラインでは、開催を前に、出展各社の見どころを数回に分けて紹介していこう。

(※トップ写真は2022年のイベントの様子)

 

スズキは、世界初のマイクロプラスチック回収装置を標準搭載した船外機「DF140B」と「DF115B」を展示。同装置は、エンジン冷却後の排出水を着脱可能なフィルターでろ過する仕組みで、船外機の航走性能に影響を与えずに海洋マイクロプラスチックを回収できる画期的な装置だ。

ボートは、「スズキマリンS17」と、欧州で人気のファミリークルーザーやフィッシングボートなどの3艇に、「DF200AP」や「DF300AP」を搭載して展示する。

https://www.suzuki.co.jp/

 

ダイナースクラブは、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2会場でブースを出展。ダイナースクラブカードは、関東圏を中心に多くのマリーナと提携しており、保管や整備、給油など、マリーナでの支払いにカードが利用できる。また、多くの主要販売ディーラーがダイナースクラブカードの取り扱いを開始し、新艇や中古艇などのボート購入もできるようになっている。これらのサービス内容を、ブースで詳しく説明してくれる。

https://www.diners.co.jp/

 

古野電気の最大の注目は、新製品の魚探「FCV-600/800」。5.7型(FCV-600)と8.4型(FCV-800)の2種類がラインアップされており、従来型のCW送信に加えてCHIRP(チャープ)送信にも対応。底つきの魚や、魚群の中にいる魚を分離して表示することを実現している。無線LAN機能を搭載していることも大きなポイントで、マスター機の魚探映像をサブ機に送信することが可能(FCV-600間、FCV-800間のみ)。最大10m程度の距離までカバーしている。

https://www.furuno.com/jp/

 

イーチャートは、新製品のGPSプロッター魚探「Plovis(プロビス)シリーズ」を展示。従来の「NFシリーズ」の後継機で、9インチ、13インチ、17インチのサイズが選択可能。これまで通りに日本水路協会が発行するプレジャーボート・小型船舶向けの航海用電子参考図ニューペック(new pec)を搭載する予定だ。フネ同士の衝突防止に役立つAIS内蔵プロッター「AIS-50N」、簡易型AIS送受信機「B300」なども展示する。

https://e-chart.jp/

 

長距離クルージングにおける豊富な経験を持つカーク・パタソン氏が、ブルーウオーターセーラーを全力でサポートするKonpira Consulting(コンピラコンサルティング)。ボートショー会場では、“究極のウインドベーン”として世界中で高い評価を得ている「ハイドロベーン」を展示する。自動操舵装置としての機能に加え、ラダーが破損した場合にはエマージェンシーラダーとしても活用できるという心強いアイテムだ。

https://www.konpira-consulting.com/jp/

 

船底塗料の新定番「シージェット 033 プレミアム」は、従来の亜酸化銅に加え新規防汚剤「セレクトープR」により、フジツボに対して強い防汚性能を発揮。2022年4月には新色レッドを追加、船体を美しく彩りながら、近年の海水温上昇により激しさを増す生物汚損を防ぐ。驚きの効果は中国塗料ブースでご確認を。

https://www.cmp.co.jp/

 

完全防水仕様の「フジノン テクノスタビTS-X1440」は、富士フイルムが独自に開発した電子ジャイロセンサーを内蔵した防振双眼鏡。揺れる船上でも、対象物を常に安定した状態で見ることができ、広い補正角を実現。補正角±6度という防振性能は、世界最高レベルのものだ。その驚きの防振性能を、東京測器ブースで確かめていただきたい。

https://www.tosoku.co.jp/

 


「ジャパン インターナショナル ボートショー2023」
●日時:3月23日(木)~26日(日)10:00~17:00(23日は11:30~)
●会場:パシフィコ横浜会場(屋内展示ホール B、C、D)
      横浜ベイサイドマリーナ会場(フローティング展示)
      八景島マリーナ会場(3月25日、26日10:30~15:30/体験のみ)
      オンライン会場(オンライン会場は3月1日~5月28日)
●入場料:一般(高校生以上)1,500円(中学生以下は無料)

 

※本記事は現在発売中の月刊『Kazi』2023年4月号付録、月刊『ボート倶楽部』2023年4月号付録の、「ジャパンインターナショナルBS見どころガイド」から一部を抜粋したものです。こちらもぜひご覧ください(※電子版はこちらからお求めになれます)。

 

(文=舵社/小川佳文)

 

(問い合わせ)
ボートショー運営デスク
TEL:03-5542-1205
https://www.boatshow.jp/jibs/2023/

 


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