ボートで日本一周㉜|そろそろメンテしないとってことで福岡へ向かおう

2025.09.03

ボートで日本一周したい! けど実際には色々難しいので、妄想ですることになった当企画。前回は絶品のウニと牛につられて対馬から壱岐へと向かった。さて、次の寄港地はいずこ?

 

【これまでの内容】
どんなボートで、どんな航程で、日本一周しよう?
ボートで日本一周㉛|今度は絶品のウニと牛につられて対馬→壱岐へ

 


いやぁ、初めての壱岐島では、はしゃぎ回った。壱岐島の北側にある無人島・辰ノ島にも行けて、はしゃぎすぎたと言ってもいい。さらに、壱岐牛が放牧されているところにも行けた。なぜだか少し似ているような気がしてアイスランドの島で羊を放牧している光景を思い出した。あの羊肉も絶品だった。もちろん、壱岐牛も絶品。そして、楽しみにしていたウニもしっかり堪能できて、幸せ~♪(あぁ、妄想じゃなかったらいいのに)

さて、次の寄港地だ~と、いつもの通りニューペックを見ていたところ、ふと思い出した。出港してから3カ月、あれ、メンテなんもやってなくね? って。島ばかり寄っていて上架できないのを言い訳に、最低限のメンテしかしてこなかった。そろそろ一度上架して、ちゃんと見たほうがよいのでは? せめて、その必要があるかないかくらいは、プロに判断してもらったほうがいいんじゃ? ってことで、一度、上架できる設備のあるところへ行こうと思った。

となれば、西福岡マリーナ マリノアである。メンテのことを思い出したのも、目の端にこのマリーナを認めて、それで、あ、となったところもある。というわけであっさり次の目的地は決定。40マイルもないから、少し寄り道してもいいかも。博多湾の入り口にある玄界島周辺では好ポイントが点在しているらしいから、そこで釣りをしてもいいし、湾内にある能古島にも上陸してみたかったし。

福岡といえば都会である。ここいらで久しぶりに都会の風に吹かれるのもいいだろう。中洲にも行ったことがないから、足を延ばそうかな。いろいろ飲み歩きたい。ちゃんと帰ってこられるかしら。

マリノアを出たら、今度は日本海を北上していく。どんな港があるかな? どんな人に、景色に、動物に出会えるかな? 楽しみは尽きないのである。

 


今回は近い40マイル東進したところにある西福岡マリーナ マリノアへ。大きなマリーナで上架してのメンテにぴったりかなと思ったのだ

 


結婚式場である、ノートルダムマリノアを背景にしたマリーナ。西福岡マリーナ マリノアといえば、九州最大級のアウトレットモール、マリノアシティ福岡に隣接した大規模マリーナだ。アウトレットも楽しみだなぁ♪

 


糸島半島の玄界島側にある、海からしかアクセスできないビーチ。風さえよければ、沖にアンカリングしてひと泳ぎしてから向かうっていうのもアリ!?

 


中洲は、一度行く予定を組んでいたのに、トラブルがあって行けなくなってしまった思い出のある地。今度こそ、食べまくって飲んだくれるぞ~♪
(写真提供:福岡県観光連盟)

 

日本一周を想定するボート〈BC〉の主な仕様
●全長:8.2m ●全幅:2.7m ●搭載船外機:115馬力×2 ●燃料タンク:400L ●巡航速度:約20ノット

 

(文=茂木春菜/BoatCLUB編集部、写真=山岸重彦/舵社、福岡県観光連盟)

 

※当記事は月刊『BoatCLUB』2022年2月号に掲載していた「妄想全開! 机上で日本一周」の内容を再編集したものです。

 

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