リビエラ|BOATING GUIDE 2021

2021.06.25

オーストラリアのリビエラ(riviera)は、南半球で最大の規模を誇るボートビルダーだ。
創業当時から、フライブリッジを備えたコンバーチブル系モデルを得意としてきたが、近年はマルチパーパスに使えるクーペタイプのモデルや、より大型のモデルもそろえている。
日本のマーケットやマリン環境に合致したサイズのモデルも多く、要注目のブランドの一つだ。

(文=舵オンライン編集部)

※タイトル写真は50 SPORTS MOTOR YACHT

 

RIVIERA 50 SPORTS MOTOR YACHT

リビエラ50スポーツ・モーターヨット

2020年8月、待望のデビューを果たした「リビエラ50スポーツモーターヨット」。このシリーズの特徴であるスポーティーな走行性能と外観デザインを残しつつ、ハルに十分なボリュームを持たせることで、より快適な居住空間を実現した意欲作だ。

シャープなデザインは、リビエラのデザインチームと4Dデザイン社の共同作業によるもの。フォアデッキのリラクゼーションゾーン、エアコンを備えたエンクローズドフライブリッジ、木調をぜいたくに取り入れた開放的で高級感あふれるメインサロン、さらにロワーデッキに位置する三つのステートルームなど、船の上のどこにいても快適に過ごせるだろうことが、容易にうかがえる。

また、広々としたアフトコクピットエリアは、くつろぎの空間としてはもちろん、フィッシングなどさまざまなマリンアクティビティーを楽しむにも最適なはず。パワーユニットは、ディーゼルシャフトドライブとポットドライブの二つから選択可能。

1サイズ上のモデルのゆとりと高級感を、トータルで実現したモデルだ。

 

エンクローズドタイプのフライブリッジは、船内からのアクセスが可能。エアコンも完備しており、居心地のいいエリアとなっている

 

アフトコクピットは、くつろぎの場所として、あるいは釣りなどを楽しむアクティビティースペースとして、さまざまな目的に使えるエンターテインメント空間でもある

 

 

SPEC

●全長:17.01m ●全幅:4.96m ●喫水:1.45m ●排水量:25,500kg ●燃料タンク:3,300L ●清水タンク:460L ●エンジン:ボルボ・ペンタ D11-IPS950(725PS/533kW)×2、MAN i6-800(800PS/730kW)×2

 


RIVIERA 5400 SPORT YACHT PLATINUM EDITION

リビエラ5400スポーツヨット・プラチナムエディション

マルチに使えるクーペタイプの「スポーツヨット」シリーズ。そのラインアップの一つである「5400」が、2019年に「プラチナムエディション」としてグレードアップされた。

走行性能を含むパフォーマンスはそのままに、より快適な時間を過ごせる空間をコンセプトとして、内外装の素材をよりクオリティーの高いものへと変更。ヘルムステーション周りのカラーリングは黒とシルバーに統一し、アルカンターラとレザーを組み合わせたレカロ製シートを備えるなど、これまで以上にスタイリッシュな仕上がりとなっている。クラフトマンシップが光る船内の木調の、落ち着いた仕上がりにも注目したい。

また、ハウス後部のドアを全開にすれば、船の内外が連なる広大なラウンジエリアが出現。優雅に船上生活が楽しめそうだ。

 

前方からメインサロン全体を望む。大面積のサンルーフの効果もあって、とにかく開放的だ。ギャレーエリアも広く、使い勝手がよさそうだ

 

船全体をくつろぎの空間とする意図が読み取れるアフトコクピット。いろいろな遊びのシーンや船上で過ごす時間が想像できるはず

 

 

SPEC

●全長:17.46m ●全幅:4.88m ●喫水:1.38m ●排水量:24,752kg ●燃料タンク:3,200L ●清水タンク:800L ●エンジン:ボルボ・ペンタ D11-IPS950(725PS/533kW)×2

 


RIVIERA 645 SUV

リビエラ645SUV

リビエラの2021年最新モデルの一つ「645SUV」。クルージングにもフィッシングにも使える、マルチパーパスなモデルという位置付けのSUVシリーズでは、60ftを超えるラインアップ最大のモデルとなる。

サイズを生かし、例えばフォアデッキに広々としたサンベイジングスペース/ラウンジエリアを設けたり、アフトコクピットをラウンジエリアとアクティビティーエリアの前後2区画に分けて活用するなど、斬新なコンセプトが随所に盛り込まれている。

インテリアの木調やカラーリングは、落ち着いた仕様のクラシックエディションと、アバンギャルドなニューポートエディションの2タイプを用意。ロワーデッキは、3ステートルームと4ステートルームの2通りから選択することが可能だ。

 

ビームを最大限に生かした、ゆとりあるメインサロン。前方は左舷側にヘルムステーション、右舷側にギャレーエリア、後ろ側はラウンジという構成だ

 

 

SPEC

●全長:21.23m ●全幅:5.80m ●喫水:1.62m ●排水量39,970kg ●燃料タンク:6,500L ●清水タンク:750L  ●エンジン:MAN V8 1300(1,300PS/956kW)×2

 


(問い合わせ)
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三河みとマリーナ(西日本)
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TEL:0533-76-3100 FAX: 0533-75-3487
https://www.unimat-marine.com/newboat/riviera

 


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