脱・発泡スチロール製フェンダー/横浜ベイサイドマリーナ

2020.10.12

最近、話題に上ることが多い「マイクロプラスチックの海洋ごみ」。海をフィールドにして遊ぶわれわれにとっても、無関心ではいられないテーマですよね。いきなりプラスチックを利用しないで生活することはできませんが、できることから始めて、少しでも影響を少なくすることが求められていると思います。

ここで紹介するのは、横浜ベイサイドマリーナ(YBM)の「海を守ろう!――SAFETY & CLEAN」キャンペーン。マリーナから海に流れ出るゴミをゼロにすることを目指す活動で、その一つが、桟橋で使用する発泡スチロール製フェンダーを樹脂製ドックフェンダーに交換する取り組みです。

YBMのような艇を係留保管するマリーナでは、舷側からつり下げたエアフェンダーだけでは船体を守る能力が足りないので、桟橋側にもフェンダーを設けるケースが多いようです。そこでよく使われているのが、発泡スチロール製の俵型フェンダー。でも、このタイプのフェンダーは、経年変化で劣化した発泡スチロールがボロボロになってはがれ落ち、海に流出してしまうのです。


劣化した発泡スチロール製の俵型フェンダー

そこでYBMでは、発泡スチロール製フェンダーを使用しているオーナーさんに趣旨を説明して、樹脂製のドックフェンダーに交換してもらうように働きかけているというわけ。YBMの桟橋はレール付きのタイプなので(一部除く)、ドックフェンダーの取り付けは簡単。見た目もスマートだし、海面に接することもないので汚れも少なくて済みます。


樹脂製ドックフェンダー

というわけで、フネに優しく、環境にも優しいドックフェンダーへの交換。YBMでは、すべての発泡スチロール製フェンダーを樹脂製ドックフェンダーに交換してもらえるよう、これからもオーナーさんたちに協力を依頼していくとのこと。なにしろYBMには約1,400隻ものボート&ヨットが係留されているので大変だと思いますが、スタッフのみなさん、がんばってください!


YBMスタッフの田中 淳さん(左)と吉田仁美さん。空いた時間をみつけては、ゴミを拾っているそうです

(文・写真=舵社/クボタヒデヤ)


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