ヴァンデ・グローブ2020-2021/選手紹介①

2020.11.19

今回から毎週1回のペースで、「ヴァンデ・グローブ2020-2021」に出場している33人(リタイア1人を含む)のセーラーを、順番に紹介していきます。
第1回は、ファブリス・アメデオ選手、ピップ・ヘアー選手、ニコラ・トルセル選手の3人です。

 



photos by Bernard Le Bars / Alea

〈NEWREST - Art & Fenêtres〉
Fabrice AMEDEO
ファブリス・アメデオ

前回大会では、ノンフォイル艇〈Newrest – Matmut〉で出場し、11位(103日21時間1分)。この大会で共に出場していたフォイル艇〈No Way Back〉を手に入れ、2度目のヴァンデ・グローブに挑む。今大会はスタートからわずか4時間後にトラブル発生。レースビレッジのあるフランス、レ・サーブル・ドロンヌまで引き返し、修理をして2日後にレースに復帰した。哲学と科学の修士号を持つ、ジャーナリストでもある。

 

コクピットの球状の窓から顔を出すアメデオ
photo by Fabrice Amedeo / NEWREST - Art & Fenêtres

 

ファブリス・アメデオ
●年齢/生年月日:42歳/1978年2月24日
●性別:男性
●出身地:フランス・シャトー=ゴンティエ
●出場回数:2回目(16-17:11位)
●進水年月日:2015年8月1日
●セールナンバー:FRA 56
●フォイル:あり
●チームベース:フランス・ロリアン
●公式サイト:https://fabriceamedeo.com

 



photos by Jean-Marie Liot / Alea & Mark Lloyd / Alea

〈Medallia〉
Pip HARE
ピップ・ヘアー

今大会、進水から20年以上経つ艇で挑むピップ・ヘアーは、セーリング雑誌『ヨッティングワールド』のコントリビューター(寄稿者)の1人。英語、フランス語、スペイン語が堪能。25年以上の外洋セーリングのキャリアを持ち、プロコーチとしても活動する女性セーラー。ヴァンデ・グローブ2024-2025も見据えている。

 

〈Medallia〉は、フォイルもダガーボードも持たない20年選手
photo by Pip Hare / Medallia

 

ピップ・ヘアー
●年齢/生年月日:46歳/1974年2月7日
●性別:女性
出身地:イギリス
出場回数:初
進水年月日:1999年7月3日
セールナンバー:GBR 77
フォイル:なし
チームベース:イギリス・プール
公式サイト:https://www.piphare.com

 



photos by Jean-Louis Carli / Alea & Bernard Le Bars / Alea

〈CORUM L'EPARGNE〉
Nicolas TROUSSEL/ニコラ・トルセル

今大会、わずか進水半年の新艇〈CORUM L'EPARGNE〉で挑んだニコラ・トルセル。艇のデザインは、フアン・コーヨムジャンによるもの。チームには、ヴァンデ・グローブを唯一2度制したミシェル・デジョワイヨも名を連ねている。しかしスタートから9日目の11月16日、ディスマストにより今大会最初のリタイア選手となった。前回大会覇者のアルメル・ルクレアシュ、今大会で4度目の出場となる〈CHARAL〉のジェレミ・べユーとは、10代の頃から共に腕を磨いてきた

 


リタイア後、アフリカ大陸北西のカーボベルデのミンデロ島に到着
photo by DR / Vendée Globe

 

ニコラ・トルセル
●年齢/生年月日:46歳/1974年5月11日
●性別:男性
●出身地:フランス・モルレ
●出場回数:初
●進水年月日:2020年5月15日
●セールナンバー:FRA 6
●フォイル:あり
●チームベース:フランス・ロリアン
●公式サイト:https://www.corum.fr/qui-sommes-nous/corum-voile/%C3%A9quipe

 

(文=Kazi編集部/森口史奈)


●Vendée Globe公式サイト
https://www.vendeeglobe.org/en
●レースのトラッキングサイト(現在位置)
https://www.vendeeglobe.org/en/tracking-map


ヨットレース

ヨットレース の記事をもっと読む