どうなる?! パリ五輪外洋ダブルス種目

2021.05.13

パリ五輪(2024年)から、セーリング競技において採用が予定されていた「Mixed Two Person Keelboat Offshore Event(男女外洋ダブルス)」。
外洋セーリングが五輪種目になるということが、世界的にも大きなトピックとなっていたのだが・・・。

 

こちら↑↑は、Offshore Doubles Sailing Association(ODSA)のサイトの記事
五輪種目に関するニュースがまとめられている。

外洋ダブルス種目の採用が、なぜ今ごろ取り消しという話になっているのか。一連の流れが整理されている。


これらの記事の中から要約すると

①2020年12月7日にIOC(国際オリンピック委員会)が、「Gender equality and youth at the heart of the Paris 2024 Olympic Sports Programme」という文書を出した。
このなかで、外洋ダブルスについて、「2020年3月までに安全とコストに関する取り組みを再考する」となっている。

 

②これに対して、World Sailing(WS:国際セーリング連盟)のOceanic and Offshore Committeeが、上のような勧告(Recommendation)を出した。
賛同する各国のナショナルオーソリティー(日本も含む)や各クラス協会、セーリングクラブなどの名前も、連名で記載されている。

 

・コースは地中海沿岸の20マイル×20マイルのエリアの中を周回するものとする
・セキュリティーはフランス海軍が通常の予算の範囲内で担当する
・携帯電話の電波が届く範囲内であり、安全、報道の部分でのコストはかからない

というものだ。

 

これに対する状況として、冒頭のODSAのサイトには、「Tip & Shaft」の記事がリンクされている。

この記事に書かれている内容を要約すると・・・

・2021年4月12日に、IOCから、WSのQuanhai Li会長あてに「この内容では満足できないので、外洋ダブルスに代わる別の種目を提案」するよう返事があった。

・5月14日には、WSが外洋ダブルスに代わる種目を決め、5月26日にIOCに提出。その後、6月8日にはIOCが決定する。

といったところだ。

外洋ダブルスに代わる種目・・・これについては、470級(男女ペア)を男子470級と女子470級に戻すか、あるいはカイト(男女混合)を男子カイト、女子カイトの2種目に分けるか。こんな予測が立てられている。

まだ東京五輪が開催されていないなかで、次回パリ五輪のセーリング競技種目が揺れている。今後の流れを注視したい。

もちろん五輪うんぬんではなく、世界的に外洋ダブルスの盛り上がりの機運は高まっている。日本でもこのゴールデンウイークに、残念ながら中止となってしまったものの、初の「外洋ダブルス日本選手権」が開催される予定だった。コロナウイルスが収束すれば、この大会もあらためて開催される予定だという。

 

(文=舵社/安藤 健 トップ写真=Jeanneau / Sunfast 3300)

 


あわせて読みたい!

●「ヨットに乗りたい人、乗せたい艇大集合!ヨットのマッチングサイト」記事はコチラ

●「白石康次郎、3度目のヴァンデ・グローブへ」記事はコチラ

●「5/1発売!月刊Kazi6月号」内容紹介記事はコチラ

 


ヨットレース

ヨットレース の記事をもっと読む