アメリカズカップモデルが誕生/オメガのリストウォッチ

2021.03.11

ニュージーランド・オークランドにて、第36回アメリカズカップの本戦が始まった。アメリカズカップの予選に相当するプラダカップで優勝した「ルナロッサ・プラダ・ピレリ」が、アメリカズカップを懸けて、前回の覇者であり防衛シンジケートの「エミレーツ・チームニュージーランド」に挑んでいる。

その第36回アメリカズカップのオフィシャルタイムキーパーを務めるオメガが、セーラーにはぴったりのモデルを発表した。

 

 

第36回アメリカズカップを記念して誕生したオメガの腕時計が「シーマスター ダイバー300M アメリカズカップ クロノグラフ」だ。
44mmと大きめのステンレススティール製クロノグラフには、ヨットタイマーを搭載。中央のクロノグラフ秒針のカウンターウエイトには、アメリカズカップの大会トロフィーである「オールドマグ」があしらわれ、セーラーの間で話題となりそうだ。
さらに、スモールセコンドと分針は、ヨットの船体のフォルムを得たデザインとなっており、ヨットを愛する者にとっては、思わず腕に装着したくなる優雅な腕時計だ。

 

メタルブレスレットのほかに、船上でも安心して使用できるラバーストラップも付属

 

さらに詳しく、新たに加わった三つの機能を紹介しよう。

一つは、クイックチェンジストラップ。この「シーマスター ダイバー300M アメリカズカップ クロノグラフ」にはメタルブレスレットとラバーストラップが付属されており、日常、そして海上と、シーンによって使い分けることが可能だ。クイックチェンジシステムでは、ボタンを押すだけでウオッチヘッドからピンが外れるので、用具を使わず簡単にブレスレットとストラップを交換することができる。

 

二つ目はウオーターグリッププッシャー。時計の2時と4時の位置にある、人間工学に基づき設計された柔らかなラバー製のプッシャーだ。海上で波を受けたときの操作でも滑りにくく、視認性の高い赤と青に色分けされている。

 

三つ目はクロノロックシステム。これは必要に応じてクロノグラフ機能をロックする機能で、時計の8時位置の側面にあるシステムを使用し、ストップウオッチ機能の一時停止と復帰をコントロールできる。海上で誤差のない計測を行うために役立つ機能と言えるだろう。

 

時計のエンジンとも言われる重要なキャリバーは、オメガが開発した自動巻き「Cal.9900」。現在、最も高い耐磁性能(15,000ガウス)を持つムーブメントだ。また、スイスの公式クロノメーター検定機関であるCOSCの認定クロノメーター取得。さらに、スイス連邦計量・認定局によるマスタークロノメーターを取得したキャリバーを使用している。5年間の国際保障が付くこともお伝えしたい。

 

そして、ご覧のように、これまでにオメガから発売されたすべてのアメリカズカップ記念のウオッチと同じように、ケースバックには「36TH AMERICA'S CUP」、そして「AUCKLAND 2021」という文字が刻まれている。

 

世界最古のスポーツトロフィーを持つヨットレース「アメリカズカップ」。この名を冠にしたオメガの最新腕時計を装着すれば、日常生活でも海を感じることができる、ヨットマンの相棒となるだろう。

 

(文=舵社/金川佳之 写真提供=オメガ)

 


オメガ「シーマスター ダイバー300 アメリカズカップ クロノグラフ」

SPEC
●ムーブメント:自動巻き(Cal.9900)
●ケース:44mm
●機能:センター時・分針、クロノグラフ秒針、9時位置にスモールセコンド、3時位置にレガッタ カウントダウン インジゲーター
●防水機能:300m
●ストラップ:ステンレススティール製ブレスレット、および付け替え用のラバーストラップ
●価格:1,210,000円(税込み)

 

(問い合わせ)
オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400
https://www.omegawatches.jp/ja/


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