Kazi誌/新連載企画のための情報募集

2020.12.17

お聞かせください!
海で出会った「ちょっといい話」

世の中、コロナ禍をはじめとする暗い話題ばかりがメディアで取り上げられています。しかし、人々の営みの中にはオモテに出ない、ほろりとするような「いい話」もたくさんあるはずです。そこで、月刊『Kazi』では、海で出会った「ちょっといい話」を少しずつご紹介していくことになりました。
たとえばこんな話……。

携帯もGPSもない時代、20数フィートの木造ヨットが遠州灘を航行していました。海が荒れて難航していると、近くを走っていた漁船が近寄ってきたそうです。その漁船はクルーザーの風上に移動すると、ロープを投げ、身振りで受け取れと指示してきました。受け取ると、続いて何かが入ったバケツがロープを伝って送られてきたのです。その中には握り飯が数個ありました。感激したクルーは小銭を入れて漁船に戻しました。すると、またもやポリバケツがこちらに向かってきた。中には送ったままの小銭と一枚の紙きれが入っていました。その紙切れには──「遠州渡るに、金はいらねえ」と書いてあったそうです。

ヨットが物珍しい時代。しかも遠州灘といえば、海が荒れても避難港のほとんどない航程を強いられる難所です。海のベテラン漁師は、荒れる遠州灘を航行する小さなヨットの姿を見て「何かしてあげたい」とでも思ったのでしょうか。いい話ではありませんか。

このような、漁師に親切にされた話、海の仲間同士のいい話、寄港先で出会ったいい話、海で芽生えた恋の話、素敵な親子の絆の話、などなど、体験された方々からの情報をお待ちしております。お気軽にお寄せください。
来春以降、連載記事として誌面でご紹介させていただく予定です。

(文=舵社/田久保雅己 写真=矢部洋一)


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*原稿は当方でまとめますので、どうぞお気軽に「いつ」「どこで」「誰が」「どのような状況で」「どんないいことがあったのか」「実名の可否」など、メモ書きでもけっこうですので、情報ご提供者のご連絡先を添えてお知らせください。詳細をお聞きして原稿化します。
*原稿に採用された情報ご提供者には粗品を進呈します。


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